JOG90シリンダーのポート加工をやってみよう
目指せ13000回転エンジン!!
まだまだポート加工未熟なのであまり参考にしないこと!!

今回使った工具
安物のドリル←1980円
削るやつ 丸、四角
三角のやつは吸気ポートの仕切をナイフ状に削った時に使用
その辺にある定規
1200番の耐水ペーパー
まずエンジンをばらさないといけないので、車体を写真のように固定して下さい。(スタンドがないから)
この時チャンバーは外した状態です
メットインジョグ(3KJ)の場合は写真のようにリアサスペンションを外さないとシリンダが抜けません
針金で後輪をロックしてます
次に矢印のネジを外して下さい
外す前にネジを締めたり緩めたりしてネジを締める時の堅さを覚えて下さい、結構軽いです

錆びてない方がシリンダーヘッド
錆びてる方がシリンダー
次にシリンダーヘッドとシリンダーを抜いて下さい
シリンダーヘッドは簡単に外れますが、シリンダーがなかなか抜けない場合はつなぎ目をマイナスドライバーなどでこじ開けて下さい
あと、外すときはゆっくり外してガスケットが破れないように注意して下さい
外したらクランクケース内にゴミが入らないようにティッシュ(外道)をかぶせて下さい←本当は布がいい
これがシリンダーです
正面に見える穴がチャンバーに繋がっている排気ポートで横に見えるちっこい穴が吸気ポートです
前にポート加工してありますがなんかいまいち
今の状況はポートからシリンダーヘッドのつなぎ目まで定規で計ったら245ミリありました
写真も2.45mmじゃなくて245ミリ(笑)

今回はこんな感じで削ろうと思います
なるべくシリンダヘッド側のポートを平らにして排気が一気にブローダウンするようにします
初めての人はポート横幅も少し広げて下さい
注意!!50シリンダーじゃないので長さは目安にしないこと!!
こんな感じで削っていきます
1980円のドリルで回転数がもろ早いので
ウイーンって回してからスイッチを切りまだ残っている回転を当てていくと、ゆっくりの回転で削れるので失敗しません
とにかく少しずつ慎重に、どのくらい削ったか定規で計りながら削っていくのがコツです
削り終わったら最後に丸いドリル?を使って切り口の角を斜めに0.3ミリほど削って下さい
これを削るときは絶対に低い回転で軽く当てるようにしてください。速い回転だと滑って変なところ削ったり、削りすぎになるので要注意です。
これをすることによりピストンリングが引っかかりにくくなりピストンリングがスムーズに動いてくれます
これをした後1200番ぐらいの耐水ペーパーをこの角に当てて更になめらかにして下さい
ついでに排気ポートの出口も丸く削って抵抗を少なくします

本当は丸く削るとダメです、少し楕円になるようにしましょう
またまたついでに矢印の所をナイフ状に削って対抗を減らします
最後に灯油で綺麗に鉄粉を洗い流してください
やっと完成しました
この写真では排気ポートの上が丸く見えるけどほとんど直線です

まだまだへたれポートですね
ガスケットを再利用するので(バカです)液体ガスケットをガスケットに薄く塗りました
破れたところも液ガスでくっつけます(爆)
シリンダーを組み付けます
組み付ける時はピストンリングの切り込みがストッパーの位置にあるのを確認し下さい
ピストンリングを手で押さえてシリンダにまっすぐ入れます
なかなか入りにくいけど力ずくで入れないようにしましよう

今回はヘッドガスケット(薄い金属の鉄板)を抜いて代わりに液体ガスケットを塗って更に圧縮比アップで加速アップ!!(バカ)
シリンダヘッドを組み付けてナットを4カ所手で軽く締めます
この後ピストンがシリンダの中心になるようにセンターだし
をします。これをやらないとエンジンが焼き付いて終了します
ここでやって欲しいのがたて置きシリンダー状態にしながらセンターだしをしてください。要するに後輪をロックしてウイリー状態にして下さい。
この時ガソリンがタンクからちょこっとっずつ流れますが気にしないでください(火気厳禁)
センターだしのやり方はシリンダが地面から直角になっている状態で10秒ほどセルを回して下さい
回した後にシリンダがずれない程締め付けて下さい
この時はまだウイリー状態。片手だけど頑張って。
締めかたは数字の順番に締めて下さい。これをすることにより、片方の締めすぎでシリンダーが斜めになるのを防止します
4カ所20度ぐらいずつ締めたらまたセンターだしをしてください、これを2〜3回繰り返します
これでウイリー状態を戻していいです。戻すときは慎重にして下さいね。ガタンって戻すとシリンダがずれる可能性があります
ここでトルクレンチを使わないで締めるコツです
写真のようにソケットレンチを短く持って締めて下さい
これで微妙な力加減が出来るはずです
これでまた少しずつ交互に同じ力で締めていって下さい
そして初めばらした時に覚えておいた堅さになるぐらい締めて下さい。ちょっとぐらい堅く締めても大丈夫です
このやり方で今まで10回近く組み付けましたがまだ一度もトラブルが起こった事がないので大丈夫だと思います

最後にエンジンをかけたら隙間から排気漏れを起こしてないかチェックして下さい
排気漏れがあったらもう一回ばらして液体ガスケットを塗ってまだ組み付けて下さい

びっくり!!ポート加工の効果
組み付けて早速走ってみました少し圧縮比が上がったせいか加速も前より良くなりました
問題はその後です!!今までは85キロを越えたぐらいからゆっくり加速して95ぐらいまで行きましたが
ばごすげ〜うお〜早え〜って感じでした
85を過ぎても加速は落ちず一気に夢の100キロを超えそこからゆっくり105キロぐらいまで出ました!!(ちょい下りで)大成功!!
最高でーす!!上がっても5キロアップかなって思ってました。
あと0.5ミリぐらいポートを上げてもいいかなって感じですね
今は効率が悪いなんちゃってパワフィルつけてるから直キャブ仕様にしたら110キロオーバーは狙えそうです
※みなさん原付は止まれないのでスピードを出すときは必ず見通しがいい直線でやってくださいね、あと警察が出現しにくい所。
これを守らないと死にます

ポート加工について
今回で分かったのは排気を一気に外に放出すればよいというこがわかりました
   メットインジョグのポートです

ピーキーなエンジンより低速のトルクを出したい人はポートの頭は直線じゃなくて少し山形にする方がいいですね

ノーマル排気ポートの頭が山形になっているのは排気を少しずつ行って排気音を小さくするための物と低速のトルクを出して燃費を良くするための形です。
ポート加工は図のようにやると良いようです。たぶん劇的に速くなるでしょう
しかし、あまり横幅を削りすぎるとピストンリングが引っかかる恐れがあるので要注意です
ピストンリングが引っかかるギリギリまで広げるのがホントはいいんだけど、、
 メットインジョグのノーマル排気ポート

今回のポート加工ではあまり気にしなかったんですが
あともう一つやってほしいのが矢印の所をなるべくシリンダ内面に対して直角にすることですね
図の矢印の部分は角になってるけど本当はスプーンの様に滑らかにして排気をスムーズに出来るようにしましょう。

またポート加工しました

今回は、図に書いてある排気ポートをシリンダに対して直角になるようにしました

写真のように丸いドリルで削りました
あとポートの横幅を少し広げ、ポートの上?を0.5ミリ削ってさらに高回転型になるようにしました

削るときは写真のように紙などで削る目標を作っておくと便利です
削り終わった写真です

ちょっと気が付いたんですけど、このシリンダって表面がツルツルすぎません?


ポート加工その後
う〜ん、大体107キロぐらいかな〜。たった二キロアップ?
しかしハイコンプピストン+ヘッドガスケット無しで
圧縮比ギリギリだからベースガスケット一枚増やしたらさらにハイポート化+圧縮比ダウンで
115キロぐらい狙える?(笑)


バカなのでさらにこりずに加工!!(笑)

これが削る前。(見えないので見たいと言う人はディスプレイを明るくしよう)

今回はポートタイミングは変えずに空気抵抗を減らす事だけを考えました!!

削ったところは排気ポートの排気ガスが当たる所を広くしただけ。
これが削った後。
排気ガスが当たるところが広くなってるでしょ?

ポート加工その後
今回は計画してた通りベースガスケットを一枚増やしてさらにハイポート化、圧縮比ダウン
でトルク型から高回転型エンジンを作ろうと思います。
さっそく組み付けたあと走ってみると最高速50キロ(泣)
あまりにも高回転型になってしまったのでウエイトローラーセッティングが、、
トルク型の時と比べると10グラムも軽い所でセッティングが出ました(笑)
で、燃費もリッター22から17まで落ちました(笑)
気になる最高速はなんと120近く出ちゃいました!!
かなりうれしー!!

次はへたれな吸気を削ります!!



旧RZのポート加工!!
画像が暗いのでディスプレイを思いっきり明るくして見てね!!

これが削る前。
今回は0.5〜1ミリぐらいポートを上に広げて、横は1ミリずつぐらいひろげます。

今回は過激なポート加工はしません。
これが削った後
こんだけしか削ってないのよ〜
ギア車は元々ポートが広くて最高!!
ついでに軽い抱きつきを起こしてシリンダーとピストンがガタガタになってたので800番ぐらいの耐水ペーパーで斜めに削りました。かなり終わってるー!!(泣)