ボロボロのFRPカウルを復活させてみよう!!

FRPカウルとはガラス繊維を樹脂で固めて作ったカウルです、
コストがかなり安いのと軽量な為に社外カウルはほぼFRP製ですね

転けたり事故ったりでボロボロのうんこカウル
こんなゴミは普通だと捨てちゃいますが、貧乏魂がそれを許しません(笑)
壊れたら直せ!!



でもやっぱりこれはゴミだろ!!(涙)

ひとまずボロボロのステッカーを剥がさないと先に進みませんね。
こんな時はライターであぶったり、などの方法がありますが熱湯が一番強力です。


なんかカップラーメン食いたくなってきません?
そこで塗装を全部耐水ペーパーで水研ぎして落としましょう。番数は400番ぐらいが使いやすいですね。

ってか全部落としてません、めんどくさかったです。

みなさん、中途半場は失敗の元ですよ!!
次にFRPの割れた部分のケバケバを粗めのペーパーでキレイに落としましょう。

手に刺さるのでゴム手袋したほうがいいですね

そこでオヤジから一言
「さっきからそんな汚いの一生懸命何しよっとや?」
心に刺さりました(涙
次に割れた部分を元に戻すために”型”を作りましょう。正しいやりかた分からないので、今回は適当にガムテープにアルミ箔貼ったやつです。

すでに適当(笑)
こんな感じで貼っていきましょうね
そんでもって割れた所はどうしてもずれてしまいます、ここはアルミ板等で型を作ればずれも生じないとおもうけど、適当な人は割り箸や爪楊枝でずれないようにしましょう。
ここからが本番ですね、
まず用意する物
1.布タイプのFRP(要らないです)
2.FRP
3.牛乳パックに安物のはけ
4.FRP専用の樹脂
5.専用の硬化剤

後で気付いたんだけど布タイプのFRPは自分でカウルを作る人が使う物なので要らないです(汗
今回ぐらいだったら樹脂は200グラムで余りますね。

樹脂を作るときに気を付けないといけないのが硬化剤との混合する量です。
気温20度を基準に硬化剤を加える量が100対1になります、この比率は量じゃなくて重さなので気を付けましょう。
夏場は100対1〜1.5
冬場は100対2〜2.5ですね。
写真のようにちゃんとはかりでしましょうね、100対5ぐらいになると燃え出す可能性もあるらしいです。

あと、かならず硬化剤を入れたら直ぐに一分間きっちり混ぜましょう、失敗する人はここでするらしいです、「固まらないよ〜(涙」みたいな感じで。

硬化剤は入れすぎるとパリパリになって割れやすくなるし入れないと固まりません気を付けましょう
ひとまず、型の部分に樹脂を塗ります、空気が入らないように注意!!

あと、作業の時はかならずゴム手袋をしましょう。
FRP用の樹脂は強力で手に付くとシンナーやガソリンで拭いてももベトベトが取れません。
しかも毒性がかなり強いです。

牛乳を飲むとあまり毒を喰らわないという情報も・・・
塗ったらあらかじめ適当な大きさに切っておいたFRPをぺたぺた張り付けていきます。
貼ったらまた上からべっとり樹脂を塗りましょう。んで、またFRP貼ります
大体FRP2枚貼れば強度は十分です。

空気が入るとやっかいなのでうまくハケを使って空気が入らないようにしましょうね
ってか冬なのに硬化剤を間違えて100対1で混合してしまったので乾くのに2日かかりました(涙) ちゃんと混合してたら1時間でカチカチになるらしいです。

ここからはごまかしの作業です。
ひとまず300番ぐらいの耐水ペーパーで段差が無くなるようにしましょう。
ある程度段差が無くなったら次はパテ埋めです。
深いところはFRP用のパテを使い、浅いところは浅い傷用のパテを使いましょう。

厚付けパテしかもってなかったから浅い傷はかなり使いにくかったです、適当ですね(汗
パテ盛りをしたら800番程度の耐水ペーパーで水研ぎしましょう、するとこんな感じに出来上がります。

ひとまず割れの修正は
これで完成!!

あとは傷等を直して下塗りして好きな色に塗ると完成です!!


使用した材料費
FRP100円分ぐらい
樹脂200円分ぐらい
紙ヤスリ300円
ハケ100円

ってな訳で紙ヤスリが一番お金がかかった結果になりました(汗




これが修復後です、まあ初めててここまで出来れば上出来かな?
ってかマジ頑張りました!!